「デジモンアドベンチャー02」への思い(18)

  • 最後、旧選ばれし子どもたちや列車で行方不明になった人たちのフォローはなにもありませんでした。投げっぱなし。

    ちなみにこの映画の脚本は吉田玲子氏。

    いまや数々のアニメを手がけておられますけど、かつてARIAの2期をやる時、吉田氏が関わっていると聞いて、不安になったこともありました(原作付き作品でしたからこの不安は当たりませんでしたが)。

    なんやかんやのところもすごくテンポが悪かったんです。

    キャラの会話もテレビ版よろしく、京と伊織は空気で、大輔とウォレスだけで展開していく。

    もうタケヒカ含め、いらなかったです。

    大輔とブイモン、ウォレスとグミモン、チョコモンだけで展開しとけばいいんです。

    「デジモンアドベンチャー02」のプロデューサーは後に、この映画はロードムービーだと言っていました。

    ロードムービーはアメリカの映画でよく見られる手法だそうです。

    Wiki情報ですが、この映画はアメリカで2000年10月にリリースされています。

    そうです、つまりはこの映画はアメリカ輸出の犠牲になったのです。

    アメリカ人喜ばす前に日本人喜ばせてよ、って話です。

    これで「バンダイ50周年記念作品」なんですからね。

    ところで、この映画で出てくる黄金のデジメンタルは、デジモンカイザーを倒すときに使ったやつです。

    再利用やめて。