「デジモンアドベンチャー02」への思い(28)
- 40〜42話(世界編と呼ぶことにします)は世界中に散ったメンバーが、その土地のダークタワーを破壊し、デジモンをデジタルワールドへ返す話が続きます。
といっても、様々な場所へ行ったので、じっくりと腰の座ったエピソードはありません。
ほとんど総集編のようでした。
盛り上がりません。
で、この世界編が酷いのは次の43話。
この世界の混乱のフォローが全くなされないんです。
普通に考えたら、事件を起こした犯人が出てきて、いろいろ喋ってくれるのを予想するじゃないですか。
でも43話で出てきたデーモンは世界の事件とは何の関係もありませんでした(ラスボスにも関係なかったわけだが)。
これでは話が繋がりません。
監督のブログによると、世界中の選ばれし子どもたちというのはもともと構想にあった3年目から「02」へと引っ張ってきた内容だそうで、ということは、43話で世界編のフォローがないのは、無理やり「02」に入れて話数が足りなかったから、と考えられます。
この3年目というのは、本来作る予定だったのに監督が作るのをやめてしまった幻の構想のようです。
原因は、「僕らのウォーゲーム」「デジモンハリケーン」の2本の映画で監督に断りもなく作られた設定を無理やりテレビに入れろといわれたことだそう。
もしこの横槍がなければ「02」はどうなっていたのか。
もっと良いものになったのでしょうか。
わかりません。