「デジモンアドベンチャー02」への思い(7)
- 「デジモン」と「ポケモン」が異なるのはこの点。
「ポケモン」の主人公はサトシで、パートナーは事実上ピカチュウですが、サトシは他にもポケモンを持っている。
それに対し、「デジモン」では1人に1体のデジモン。
しかもモンスターとは言いながらも人間の言葉を話すので、より強い結び付きを感じられるのです。
デジモンたちはパートナーの子どもたちがピンチに陥ったり、心が成長するときに新しい進化をするというのも、これもまた結び付きです。
お台場で敵を倒した後、一行はデジタルワールドへと戻っていきます。
戻った先では「ダークマスターズ」という4体の究極体デジモンが世界を支配していて、子どもたちは苦戦を強いられます。
意見の食い違いから子どもたちは3つのグループに分裂し、それぞれ別々の道を歩むことに。
その途中で明らかになる秘密、悲しい別れ・・・。
アニメとしては第4クールに当たりますが、まさに佳境。
1話1話、非常に密度が濃い。
でもきっと、当時小学生だった人にはわからない感覚じゃないでしょうか。
10代中頃の中学生だからこそわかった良さです。
このときには、もし地球が壊れるんであれば、本気で「デジモンアドベンチャー」の終回が終わってからにしてほしい、とさえ願っていました(もちろん地球は壊れませんでした)。